マナビネットオープンスクール2024 ●掲載:塾ジャーナル2024年9月号/取材:塾ジャーナル編集部

大谷高校から大谷大学へ
保育現場を体験する豊富な機会で
実践力を身につける

大谷大学

大谷大学教育学部では、仏教精神に基づく慈しみの心や思いやりの気持ちをもち、子どもたちに寄りそえる教員を育成することを目標としている。なかでも幼児教育コースでは、子どもたちと実際にふれあう学習機会を豊富に設けるほか、模擬授業教室などの特別教室を使用し、実践的な学びを展開している。幼稚園教諭を目指す教育学部教育学科幼児教育コース第3学年の加藤みゆさんに大学での様子を取材した。


実践的・体験的な授業で
工夫とチャレンジの日々

――加藤さんは大谷高校ご出身ですが、大谷大学に進学しようと思ったきっかけを教えてください。

加藤 高校1年生の時、担任の先生に幼稚園教諭を目指していることを伝えると「大谷大学がいいよ」と言われたことが興味をもったきっかけです。そこから大谷大学のことを調べるようになりました。オープンキャンパスに参加し、アットホームで親しみやすい大学の雰囲気や、高校と同じく先生との距離が近いことで、いつでも相談ができる環境があることが進路決定の決め手になりました。
指定校制推薦入学制度で受験したのですが、大谷高校では面接の練習や小論文の添削・指導もしてもらえたので、とても心強かったです。

――現在第3学年の加藤さんですが、今まで好きだった授業を教えてください。

加藤 2年次に受講した「模擬保育」という授業です。学生が先生役と幼稚園児役に分かれて実施します。先生役のときは、子どもたちのやる気を出させるためにはどうしたらいいかを考えながら遊びを組み立てます。園児役のときには、子どもの気持ちを考える練習にもなります。

1年次では園児役で参加しましたが、先輩を見ながら来年は自分に先生役ができるのかとすごく不安でした。実際に2年次になってやってみると、うまくできてホッとしました。私はスケッチブックシアターをつくって、ピザができるまでを絵にして説明したのですがとても好評でした。無事先生役を務められ、それまでの授業がしっかり身についていたことを実感しました。

1年次から「実践体験活動演習」で実際に保育現場へ行けるのも大谷大学の魅力です。毎週1回、計6回行きました。はじめは園の先生のサポートだけですが、2年次の実習では実際に自分で授業を組み立てて、ピアノを弾いて授業を進めていきました。保育現場で実習することで、一人ひとりの子どもの個性に触れることができ、とても勉強になりました。

実習・ボランティアなど
経験の豊富さが自信につながる

――今後の授業で楽しみなものはありますか?

加藤 現在取り組んでいる「オペレッタ」です。音楽劇なので、ピアノの演奏から歌、ダンス、小道具や衣装などすべて自分たちで手作りします。台本も子どもたちにわかりやすいように書き換えるので、かなり大変です。でもこれをやりきればすごく力がつくなと感じています。出来あがったものは実際に幼稚園で発表するので、今から楽しみです。もともと人前で歌うのは緊張する性格ですが、「声楽」の授業でクラスのみんなの前で一人で歌うテストがあるので、そう言っていられなくなりました。表現力がテストの評価に加味されるので、抑揚をつけ、歌詞に合わせてフリや表情もつけて皆の前で思い切って歌う。そういう授業も自分の力になっていると感じています。

――そろそろ就職のことを考える時期ですが、大谷大学で就職に有利だと思うことはありますか。

加藤 大谷大学では就職に対しても経験の豊富さや地域との連携の強さを感じます。幼児教育コースの学生と教員のLINEグループがあるのですが、そこによく地域のボランティアやアルバイト募集の連絡があります。私も8月に開催する夏祭りのアルバイトに行こうと思っています。いろいろな経験ができることや、1年次から保育現場へ実習に行けるという現場経験の豊富さが自信につながります。そういった点も、就職のときに生きると思います。

――最後に、どんな先生を目指すか教えてください。

加藤 私は、子どもたちと一緒に成長できる保育者になりたいと思っています。子どもたちの成長を感じながら、自分も成長していける保育者になることを目指しています。一方で、保護者との関わりも大切なので、そういった部分もうまく対応できるようになりたいと思います。大谷大学では周りにやる気のある学生ばかりで、友だちの頑張っている姿を見ると自分もより頑張ろうという気持ちになり、切磋琢磨できる環境があります。そういうところも大谷大学の魅力です。


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大谷大学 https://www.otani.ac.jp/admission/