塾長のためのマンスリー☆スケジュール
地域No.1塾を目指す☆11月の業務ポイント

PS・コンサルティング・システム 小林 弘典

毎月の業務に焦点を当て、塾コンサルタントの小林弘典さんがアドバイスをします。
効率の良い年間スケジュールを組み立てる際にお役立てください。

定期テスト対策

11月下旬にはたいていの中学校で2学期末定期考査が行われる。

どこでも1、2週間の定期テスト対策を実施するだろうが、その前に改めて2学期末テストの重要性について生徒に説明してはいかがだろう。

伝えたいのは以下。地元教委から発表されていることを踏まえて正確に。

①定期テストの成績は高校入試の際の内申点に大きくかかわる。
合否を決定する総合点に占める内申点の割合は自治体・学校によって異なるが、多くは50%前後。ただし70%以上というところもある。

②内申点の対象となるのはたいてい1年生から3年生まで(2年生と3年生が対象とされているのは神奈川、富山、奈良/3年のみ対象は山形、東京、福井、長野、静岡、愛知/23年度入試時点)。

③内申点には主要5教科のみならず副教科4科の評点も含まれるうえに、本番の学力検査では実施されない4科を2倍に換算する自治体も多い。

④副教科4科のテストは通常、期末、学年末のみなので、今度の試験はとくに頑張る必要がある。とりわけ内申対象が3年生のみで、しかも4科が2倍換算されるところでは志望校選択や合否に関わる可能性が小さくないので要注意。

⑤公立高だけでなく私立高でも内申点を重視する学校がある。

蛇足だが、定期テスト対策で副教科対策も行っている塾はあまり見受けられない。

われわれの仕事が進学・受験指導だとすれば、俗な言い方だが「副教科での内申点稼ぎ」も大きな仕事のひとつであろう。

試験前日にせいぜい数時間、振り返り学習をするだけで得点は跳ね上がる。考えていただきたい。

冬期講習の広告宣伝

「塾の宣伝広告で最も効果があるのはクチコミ」、「クチコミの発信元のほとんどは在塾生と卒塾生の保護者」、「クチコミの発信に最も効果的なのは保護者との会話」︱︱デジタル広告やSNS全盛の時代に、カビの生えたようなことをとおっしゃる方もおられるだろうが、わたしは頑なにこう信じている。

「10月欄」で挙げた(株)ネオマーケティングの調査結果をもうひとつふたつ引く。

「講師がよい」49・6%、「自宅からの距離」46・5%、「子どもの学力に合った学習ができそう」40・0%、「授業料・月謝の安さ」38・8%、「受験対策に強い」36・2%。

「お子さまを通わせる冬期講習を選ぶとき重視する点をすべてお答えください」との質問に対する保護者の回答のトップ5である(複数回答)。

「知人や友人のクチコミ」46・6%、「学習塾のWEBサイト」30・4%、「テレビ番組/テレビCM」20・0%、「新聞の折り込みチラシ」16・5%、「インターネット上の広告」14・5%。こちらは「冬期講習に関して情報を集める場合、何を参考にしますか」との質問に対する回答のトップ5である(複数回答)。

要するにママ友や職場の仲間から、「あそこの先生(=7割以上は塾長)はいいわよ」と教えられ、一応HPで確認したうえで塾に足を運ぶ保護者が一番多いわけである。

暇を見つけてではなく、時間を作って優先的に保護者面談を行っていただきたい。塾は生徒の伴走者であるとともに、保護者の伴走者でもある。

12月の業務ポイントは11月公開予定です

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