マナビネットオープンスクール2021 ●掲載:塾ジャーナル2021年9月号/取材:塾ジャーナル編集部

キャプテンは特進コース生
野球で固く結ばれた東野ナイン

学校法人盈進学園 東野高等学校

●座談会に参加していただいた野球部の3年生の皆さん
後列左より、森山翔太くん、細谷隼悟くん、佐々木陽春くん、山田翼くん
前列左より、古谷祐麻くん、沼田佑斗くん、利田愛徒くん、久保聖樹くん、鈴木龍弥くん
顧問 鞠子(まりこ)和也先生


この夏、第103回全国高校野球選手権の埼玉大会で1勝をあげた東野高等学校野球部。この試合では、特進コースの生徒3名を含む3年生ナインが躍動した。どんな時も仲間と励まし合い、チームのために全力を尽くしてプレーしてきた9人。
引退した今、勉強と部活をどう両立していたのか、学校生活で楽しかったこと、部活動で得たものについてなど、熱く語ってもらった。


勉強は授業を大切に
部活時間が短くても集中

――キャプテンの利田さん、久保さん、沼田さんは特進コースですが、どんなふうに練習と勉強を両立していましたか?

利田愛徒くん(以下、利田) 部活をやっている分、Sクラスの友達と比べて勉強時間が少なくなるので、とにかく授業を真剣に受けていました。授業中は先生の話をしっかり聞いてからノートを取るようにしていました。

久保聖樹くん(以下、久保) 僕も同じように授業を大切にしていました。それと、授業以外にも「放課後講習」という勉強する時間があったので、うまく部活と勉強が両立できていたと思います。

鞠子和也先生(以下、鞠子先生) 特進コースの生徒は放課後講習を受けてから、部活に参加するので、練習時間は進学コースの部員の半分ほどなんです。

利田 他のメンバーが練習している分、自分も頑張らないと置いてかれてしまうので、短い時間でも集中して練習していました。試合が近くなると勉強していても部活が気になっていましたが、模試の前は一旦部活のことを忘れて取り組むよう心がけました。

久保 大会前は部活を優先する期間があり、そういう時は喜びを噛み締めて部活動に向かいました。自分は練習量が少ない分、体力を落とさないようにするのが大変でした。

――山田さんは進学コースですが、どのように部活と勉強を両立させていましたか?

山田翼くん(以下、山田) 僕は進学コースの理系を選択していて、難しい科目も多いので、わからないことはその日中に先生に聞いて解決していました。僕は家が遠くて、部活の練習が終わって家に帰るのは9時近く。帰ってから勉強するのがキツかったので、通学時間に単語を覚えるなど、スキマ時間を活用していました。

鞠子先生 特進コースのメンバーは勉強をしなければならないし、部活にも行きたい。そういった気持ちをうまくコントロールしていました。進学コースの生徒たちも、時間を大切にして練習していたと思います。
 

東野高等学校野球部の皆さん 平日は木曜日以外は練習。土日は練習試合があり、仲間たちとかけがえのない時間を過ごした

部活動が一番楽しい!
仲間に本当に感謝

――学校生活で楽しいことを教えてください。

森山翔太くん(以下、森山) 文化祭です。1年生の時はクラスでお化け屋敷を企画して、どうやって人を驚かせようか考えたのが、とても楽しかったです。

沼田佑斗くん 僕は、休み時間が楽しいです。今はコロナで友達としゃべりながら食べるのは難しいのですが、1年生の頃は食堂や外のベンチで、みんなでお昼を食べながら楽しく過ごしていました。

古谷祐麻くん(以下、古谷) 一番楽しかったのは部活です。僕は高校から野球を始めたので、みんなより経験が少なく、メンバーには色々迷惑をかけました。そんな僕と一緒に野球をやってくれた仲間に本当に感謝しています。

細谷隼悟くん 僕もやっぱり部活動ですね。3年間辛いこともありましたが、最後の夏の大会で一勝できたことが貴重な経験になりました。自分は元々ピッチャーでしたが、結果が出なくてバッティングに専念することになりました。それからはずっと4番を打たせてもらっていて、バットでチームに貢献をしたかった。ヒットを打つことができて本当によかったと思っています。

佐々木陽春くん(以下、佐々木) 部活のノックの時間が楽しかったです。僕は力が弱くて、バッティングで球が飛ばないんです。守備ならチームに貢献ができると思い、守備の練習をひたすらやりました。

鈴木龍弥くん 僕も部活です。僕はバッティングが好きなのですが、ファーストを守っていて、仲間のミスをフォローできたことがあって嬉しかったです。


利田愛徒くんが在籍する特進コースの授業の様子。勉強と部活を両立させてきた

もう一度選ぶとしたら
また、この学校に入学したい

――野球部3年生メンバーの良いところは?

鞠子先生 3年生メンバーはみんな個性が強いんです。でも、その個性を受け入れて、他の人の気持ちを考えながら行動できるメンバーでした。それに試合では流れに乗ると、強いチームでしたね。

利田 ランナーが出ると、プレーをつなぐために全員が自分にできることを精一杯やる。それで勝利を掴んできました。一人ひとりが自分のプレーを全力で。それがこのチームの良いところかなと思います。

――最後に受験生に東野高校の良さを伝えて下さい。

佐々木 この学校は他の部活動も盛んで、色々な部活が上を目指して頑張っています。そうしたところがこの学校の魅力だと思います。

森山 僕は、中学の先生に勧められて、この学校に見学に来ました。体験授業を受けた際、とてもわかりやすいと思ってここに決めました。中学生の頃より勉強ができるようになったのは、この学校のおかげです。

山田 僕も中学生までは数学が苦手でした。しかし、この学校では先生が丁寧に教えてくれるので、数学が楽しくなりました。それがきっかけで理系に進もうと決めました。

利田 僕は、正直この学校に入るまではあまり勉強に熱心ではありませんでした。でも、入学してからは勉強の習慣が身につき、成績も上がっていきました。僕は大学でも野球をやりたいので、野球ができる大学を目指したいと思います。

古谷 この学校には勉強しやすい環境が整っています。自分がもしもう一度どの高校に行くかと聞かれたら、この学校を選びます!


学校法人盈進学園 東野高等学校  https://eishin.ac