マナビネットオープンスクール2021 ●掲載:塾ジャーナル2021年9月号/取材:塾ジャーナル編集部

関西学院大学の系属校として、
理系4学部との連携プログラムが深化
生徒一人ひとりの才能を伸ばし、将来像を描ける教育を実践!

賢明学院中学高等学校

関西学院大学では理学部・工学部・生命環境学部・建築学部の4つの学部を設置。関西学院大学特進サイエンスコースでは、2年間かけて4学部につながる研究テーマを深く掘り下げる


賢明学院の母体は、フランス革命のさなか、シスター・マリーリヴィエが創立した「聖母奉献修道会」に遡る。建学の精神「キリスト教的人間観・世界観と一人ひとりの人格を何よりも尊重し、世界の平和と発展に自ら貢献できる人間を育成する」の下、丁寧で行き届いた指導により、“入学後に学力を伸ばしてくれる学校”として定評がある。2020年4月から関西学院大学の系属校となり、各方面から注目が集まる中、今年度は関西学院大学理系4学部との連携も深まり、生徒一人ひとりの才能を伸ばす学習活動への期待が高まっている。


理系4学部との連携が深まり
大学での学びを先取りして習得

2020年4月、関西学院大学の系属校として新たなスタートを切った賢明学院中学高等学校。2021年4月、関西学院大学に新設された理系4学部(理学部・工学部・生命環境学部・建築学部)との連携も加わり、同校ではさらに多彩なプロジェクトが始動する。

現在、高校は「関西学院大学特進サイエンスコース」「特進文理コース」「進学コース」の3コース制。「関西学院大学特進サイエンスコース」は関西学院大学理工系学部への進学を、「特進文理コース」は難関国公立大学・難関私立大学、有名私立大学への進学を目指す。「進学コース」は有名私立大学文系学部への進学を目標とする。

中学は「関西学院理数コース」「総合コース」の2コース制。「関西学院理数コース」は「関西学院大学特進サイエンスコース」への進級・進学を第一に目指し、「総合コース」は能動的・主体的な学びに取り組み、高校のいずれかのコースを選択する。

系属校として中高ともに2年目、いよいよ系属校ならではの特色ある学びが始動。中学では、関西学院大学教授の特別講演会聴講を始め、高校の「関西学院大学特進サイエンスコース」卒業研究発表会にも参加する。高校では関西学院大学の研究室と連携し、AI制作・活用へチャレンジするほか、SDGsの課題解決に向けたAIの可能性を探究、その成果についてのプレゼンテーションを行っている。

高校の「関西学院大学特進サイエンスコース」では、大学での研究活動につながる内容(AP科目)を学習。理系4学部の各研究室の研究テーマの中から、興味・関心のあるものを選択し、2年間かけて掘り下げていく。2年次にはSDGsをテーマに掲げ、国際社会全体の持続的発展について考察する探究学習にも取り組む。このようなハイレベルな教育カリキュラムに沿って学習することで、生徒たちの知的好奇心を刺激し、学ぶ意欲を芽生えさせるのが狙いだ。


SDGsを軸に、世界の諸問題の解決を自分ごととして考えられる視野を育む

6年間で偏差値40台から60台へ!
“学びのスクラム”で基礎固めを徹底

キリスト教精神を土台にした、生徒一人ひとりの能力を刺激するさまざまな取り組みは、“学びのスクラム”となって進化し続けている。

「これからの時代を生き抜く力をつけるために、変わらない道しるべがあります。それを自分で見つけ、考え、判断し実行するためのヒントが本校にはたくさんあります。やりたいことを見つけた生徒は一気に才能を伸ばします。中学では自分の興味や関心のある分野を掘り下げ、進むべき進路を考えるために、学びの土台となる基礎を確実に身につけます」と、入試広報部長の西村佳也先生は話す。

中学では、授業後に行うweeklyテストやmonthlyテスト、単元テスト、リーディングテストを通して知識・技能の定着を確認。弱点を把握し、放課後の反復学習(2学期から本格的にチューター制の自習室を設置)により弱点を補強する。帰宅後、教科担当の先生から配信された宿題をすませ、担任の先生とタブレットで日々の学びの振り返りを行う。このサイクルにより、学習習慣が身につき、着実に実力アップが図れる。

高校では、動画を用いたオンラインサービスを活用。くり返し学んで理解を確かなものにする反復学習を中心に、大学進学に向けた個別シラバスの作成や英検2級合格に向けた学力養成に努める。

西村先生は「今春卒業した50期生の中1から高3までの成績の伸びを見ると、偏差値が20以上アップした生徒が53・1%。入学当初の偏差値が40台だった生徒が、卒業時には60台まで伸びたこともあります。目標を定め、頑張ることの大切さが見えてきます」と話す。


全国レベルのクラブがそろう文武両道の賢明。平日の放課後の活動は最長19時30分まで。週一日は休養日を設定

少人数制だからできる
きめ細やかな教育

従来の賢明教育を進化・深化させた特進文理・進学の両コース。1学年200人弱ほどの小規模校だからできる少人数制の教育により、一人ひとりに目を向け、じっくりと学びを深めるフォロー体制は万全だ。

1年次は必修科目をしっかり修め、2年次は将来に向けてじっくり考える1年間となる。中学では、体系立てたキャリア教育・進路教育を実践。働くことの意義や社会的役割を理解し、生徒一人ひとりが将来何になりたいか、何に興味があるのかを思い描けるよう教員が全力でサポートする。高校では、具体的なキャリアプランを進路選択へとつなげていき、大学受験へのモチベーションを高めていく。

「担任や教科担当の先生の誰もが、どの生徒が何を目指しているか、この子はこんな才能を持っている、あの子はこんなところにキラッと光る個性がある、ということを把握しています。クラブ活動や学校行事など、さまざまな場面において、本校のモットーである『The Best 最上をめざして、最善の努力を尽くす』を実践する過程で、その子の良さを知る機会が多いからです。生徒たちが頑張っている姿を見て、先生たちも“私たちができることを精一杯やろう”と信頼関係が深まります。


授業・総合学習・家庭学習では専用タブレットが効率的な学びをサポートする

本校では10年ほど前からICT教育に取り組んでいるため、タブレットを使う教材を豊富に使用。生徒たちはタブレットを文房具なみに使いこなします。先生たちもオリジナルの課題を動画にし、タブレットを使って配信したり、保護者や生徒とのコミュニケーションも頻繁に行うなど、生徒たちが主体的に取り組める学びを工夫しています」と西村先生は話す。

創設者の精神を受け継ぎ、時代を拓く賢明学院。生徒一人ひとりが輝ける道は、希望に満ちた未来へ続いている。

賢明学院中学高等学校  https://kenmei.jp