マナビネットオープンスクール2023 ●掲載:塾ジャーナル2023年9月号/取材:塾ジャーナル編集部

メディア系への就職を目指して現場主義の学びで、即戦力を養う
大谷大学

大谷大学社会学部コミュニティデザイン学科は、地域に関わる活動を学びに取り入れたユニークな学科だ。さまざまな課題に向き合う現場主義の学びを重視しており、地域政策学コースと、社会福祉学コースの2つに加え、2022年度に新設された情報メデイアコースの3つのアプローチで、まちづくりや情報発信、社会福祉の援助など実践的な手法を修得しながら解決の方向を見出していく。
情報メディアコース第2学年の藤尾萌々果さんは、直接街へ出ていき、地域と関わりながらメディアで発信していく授業に手ごたえを感じ、積極的に課題やボランティアに取り組んでいる。


大谷大学のコミュニティデザイン学科を選んだ理由と、大谷高校からの入学しやすさなどがあれば教えてください。

藤尾 ずっとメディア系に就職したいという思いがあり、他大学のオープンキャンパスにも参加したのですが、大谷大学のオープンキャンパスに参加したときに、1年後に自分がここで学んでいる姿が一番イメージしやすかったのです。

というのも、高校時代がとても楽しく、同じ理念をもつ同一法人校だからこそ、大谷大学なら安心できるなと感じ、ここに決めました。スムーズに大学生活へ繋がるような推薦入試の制度も充実していたというのもあります。

今第2学年ですが、第1学年の時点で良かったと思う授業はどういったものですか。

藤尾 コミュニティデザイン演習という授業です。街の人にインタビューをして、記事を書き、編集をして自分たちで1冊の本にまとめる取り組みを行いました。インタビューのノウハウだけでなく、年代の異なる方への言葉遣いや礼儀・マナーも身についたと思います。前期と後期で同じ人物に2回のインタビューをするのですが、1回目のインタビューの反省を2回目のインタビューに活かしながら、1冊の本にまとめていくことで大変やりがいを感じました。

今年度からは情報メディアコースとして専門的な授業も始まっていると思いますが、このコースならではのカリキュラムや、楽しみにしている授業など教えてください。

藤尾 ゼミではラジオ番組を制作しています。私はミキサ―の担当で、音量の調整などをしています。メディアに直接関わる経験ができるというのは、大谷大学ならではだと思いますし、とてもためになっています。

約1時間の生放送なので、とても緊張します。私はこれまで5回担当したのですが、先生からもようやく安心して見ていられるようになったと言われ、1時間やりきったときには嬉しかったです。

また「一般社団法人 祇園祭ごみゼロ大作戦」が運営する、「祇園祭」の景観を保つためのプロジェクトがあり、大谷大学も協賛しています。「人間学」という授業の中で、祇園祭の歴史、ごみ問題、環境問題に関わる国内外の市民活動の実例など多様な視点から「ごみゼロ大作戦」について学びます。次はこのボランティアにも参加したいと思っています。

卒業後はどういった方面へ進みたいと考えていますか。

藤尾 元々はTV番組を作るADやディレクターになりたかったのですが、ラジオの番組作りを通して、他にも色々メディアに関われる職業はあると感じるようになり、選択肢の幅が広がりました。ゼミは第3学年の先輩と合同なので、メディア系に進む先輩から就職についてアドバイスしてもらえる環境で心強いです。

最後に、大谷大学を選んで良かったと思う部分はどういったところですか。

藤尾 大学を決めたきっかけがオープンキャンパスだったので、今度は私がその魅力を伝えたいという思いからオープンキャンパススタッフの活動に参加しています。人とコミュニケーションを取るのが好きなので高校生と関われることも楽しいです。

大谷大学は自分がやりたいことに挑戦しやすい環境です。「こういうことがしたい」と先生に相談すると、「こんな制度があるよ」と教えてもらえて、高校と同様に先生と学生の距離が近いところが、大谷大学の魅力だと思います。


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大谷大学 https://www.otani.ac.jp/admission/